理事長メッセージ

この町と一緒に生きていく。
これまでも、そしてこれからも。

150年以上の歴史を持つ社会福祉法人

社会福祉法人親善福祉協会の原点は、1863年、横浜の外国人居留地にできた病院にあります。病院は、以後、横浜ゼネラル・ホスピタルという名称で居留民を中心に医療を提供する公共的な病院として日本の医療の歴史とともに歩んでまいりました。その間、名称を横浜一般病院、国際親善病院、国際親善総合病院として改め、1990年、現在の地に移転、今に至ります。すでに創立して155年の時が流れました。
また、これと前後し、1952年に社会福祉法人として組織を改め、現在は、総合病院に加え、2つの特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアプラザ、訪問センター(看護・介護、ケアプラン)、駅前サテライトクリニックを運営し、医療と福祉の両輪で包括的に地域を支える存在となっております。

今、求められていることに応えていく

医療・福祉を取り巻く環境は、少子高齢化を背景にして激変しており、私たちも柔軟な対応が必要になっています。
かつて年間1000人以上の出産に立ち会ってきた当院の産科では、一時は医師不足のために休診を余儀なくされたこともありました。しかし、現在は体制を再構築し、産科を再開することができました。また、共働き家庭を支援する取り組みとして、小児科との連携による駅前サテライトクリニック内に病児保育室も開設いたしました。当院は急性期病院としての指定を受けていますが、最新鋭の医療機器を導入し早期治療や予防医療に注力、一方、院内に緩和ケア病棟を置き、看取りも行っています。
国の方針や自宅で自分らしく過ごしたいとのニーズに応えるため、法人内にある福祉施設等との連携を図って、在宅医療・介護へとつなげる体制も整えております。今後も地域の声に真摯に耳を傾けて、体制強化・拡充に注力していく方針です。

地域と共に生きる

赤ちゃんからご高齢者まで、幅広い年齢層の地域の人々を支える存在として、当法人に何ができるかを常に考え、実践していく。この挑戦意欲は155年前、病院を立ち上げた時となんら変わりはありません。
例えば、地域の祭事に積極的に参加して交流を図ることに加え、私たちが有する介護の基本知識やスキルを地域の方々が習得できる場を設けるなど、法人内の資源を活用して、既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想で様々なサービスを提供していく方針です。各介護施設は福祉特別避難所としての機能も担っており、病院も介護施設も非常時の飲料水や食料の備蓄や避難していただけるスペース、発電機を備えて非常時に地域の方々を受け入れる環境を確保しています。

155年前、公平性や透明性を担保するため運営委員会を組織して、人々に医療を提供してきた横浜ゼネラル・ホスピタル。現在、当法人もその方針を貫き、理事長はじめ各役員は世襲制を排除して、外部から起用しています。また、健全な財務体質を持ち、公明正大かつ民主的な組織運営を実現しています。

これまでも、これからも。社会福祉法人親善福祉協会は、社会の公器として、「医療と介護で安らぎのある町を目指します。」を理念とし、この地で地域とともに歩んでまいります。今後ともみなさまのご支援、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

役員紹介

社会福祉法人親善福祉協会は、医療と福祉の両軸で包括的に地域を支え続けるため、理事長をはじめ、常務理事2名、理事5名、監事2名、評議員9名の体制で運営をしてまいります。

理事・監事

理事長
水地 啓子
常務理事
安藤 暢敏
常務理事
三上 章彦
理事
嶋田 紘
理事
北川 雄光
理事
野口 和美
理事
服部 明人
理事
飯田 秀夫
監事
三田 修
監事
安室 まり子

評議員

相澤 史人
貝沼 貞夫
川本 守彦
諏訪 秀一郎
谷内 徹
中川 秀夫
中屋 裕仁
藤林 文夫
宮谷 久子

親善福祉協会 運営施設

  • 社会福祉法人 親善福祉協会
  • 総合病院 国際親善総合病院
  • クリニック しんぜんクリニック
  • 特別養護老人ホーム 恒春ノ郷
  • 特別養護老人ホーム 恒春の丘
  • 介護老人保健施設 リハパーク舞岡
  • 在宅サービス しんぜん訪問センター
  • 地域ケアプラザ 横浜市 芹が谷地域ケアプラザ